目次

自己分析の目的・ゴール

 就職活動という枠組みの中で自己分析を考えた時に、最も必要なことは、過去の自分と現在の自分を見つめ直し、将来的に自分がどのような人間になりたいかを見つけ出すことになります。

 この過去と現在、未来である将来を紐づけることによって、自己分析は納得感を得るやりがいもあります。また、この自己分析の結果は、自分で納得したら終わるだけではありません、自己分析の結果基に、履歴書を書くことや面接に望む必要があります。また、企業によっては選考の過程で、自己分析を行うような企業も存在します。

 それを踏まえた上で、自己分析の役割を整理しましょう。

 

自分の長所(強み)・短所を見つける

 長所と短所は、面接や履歴書を通して、ほとんど必須で聴かれます。企業は、この質問をすることで、長所と短所をただ単純に知りたいわけではありません。この質問を行うことで、日々どのような行いをする人間なのかを知るためのキッカケにしたいという狙いを持っています。そのため、なぜそのような長所と短所を持っているかの理由を深く知ることで、長所と短所といえる資質をどのように身に着けたのかを説明できなければいけません。

 自己分析で長所と短所を考える時は、漠然と長所と短所を表現するだけで終わってはいけません。なぜそのような長所と短所を得るに至ったかまで、考え抜きましょう。

 長所や短所に至った背景まで説明を出来るようなっていることで、企業側もその長所と短所に納得してくれるはずです。その納得をしてもらうことで、会社に入った後にどのような行動をとる人間であるのかをイメージしてくれるようになることに繋がります。

 

 

自分に合った仕事・業務を知る

 自己分析では、長所と短所を知ることで面接などでの自己アピールに留まりません。自分に合った仕事や業務を絞りこむことにも利用できます。

 仕事や業務はこの世界に数限りなく存在します。その中で、限りある就職活動期間にすべての仕事や業務を行う企業を見るのは不可能です。しかし、自己分析を行うことで、過去の行動からどのようなことに積極的に取組むことが出来、反対にどのようなことに消極的になってしまったかによって傾向を読み取ることが出来ます。この傾向によって、あからさまに不向きでありそうな仕事を取り除きましょう。

 

 またこの仕事や業務を選ぶ時に、企業側もなぜその仕事や業務を希望しているかは、面接などを通して確認してくるはずです。その時に自己分析の結果を持ってその仕事や業務を行いたいか話すことが出来る人材を評価します。

 

 

将来の目標を見つける

 自己分析は、あくまで過去の自分と現在の自分の状況を踏まえた上で行われます。しかし、自己分析の結果は、その過去と現在から将来の自分を導き出すためにあります。この将来を導き出すことが出来れば、志望動機などを考える時に役立てることが出来ます。

 企業にとっても経営理念という形で、企業として将来の目標となるような言葉を指し示しています。企業側が将来に果たすべきことを示していることから、就職活動生側からも将来どのようなことを達成したいと考えているかを表現出来ていれば、企業にとっても入社後に同じ方向性を向くことが出来るかの判断を行うことが出来ます。

 この方向性の一致は、一緒に仕事を行う上で大変重要視されるので、自己分析ではこの将来を導きだすことが何より大事です。

基本的な自己分析の方法

自分史を作り過去の経験を洗い出す

 自己分析を行う時には、過去の経験を一から振り返る必要があります。この過去の経験を振り返る時に、自分史を作ることが最も効率的かつ漏れなく振り返ることが出来る方法です。この自分史という方法を行うことで、自分にとって大きな影響力を持った出来事を網羅して振り返ることが出来ます。

 

そのとき思ったこと・考えたこと・学んだことを書き出す

 自分史を振り返る時に、思ったこと、考えたことや学んだことも合わせて書き出しましょう。この作業を行うことで、自分が嬉しいと思った瞬間や辛かった瞬間を思い出すキッカケになります。この嬉しかったことや辛かったことを知ることで、後々の将来的な目標を定める時に、動機の出発点に設定できます。

 

そのときの自分のモチベーションをグラフに表してみる

 この嬉しかった瞬間や辛かった瞬間を思い出すことで、次の作業に移ります。それぞれの経験の瞬間をプラスの感情を持っていたか、マイナスの感情を持っていたかによって、グラフ化しましょう。過去の人生の中で、様々な出来事がありますが、その出来事の中でも優劣をつけましょう。

 

自分の強み・弱み(長所・短所)を書き出す

 出来事を網羅的に上げることが出来た後に行うことは、過去に起こったことに対する自分の対応です。出来事に対して、嬉しかったことや辛かった理由を特定していくことで、その先にある強みや弱みだと考えられることを書き出しましょう。1つ1つの出来事に対して、強みや弱みを書き出すことで、一貫した自分の長所・短所を練り上げることが出来ます。

 

どんなときにやる気を感じるか・打ち込めるか書き出す

 過去の出来事から長所と短所を導き出すことが出来た後に行うことは、過去の経験からどのようなことにモチベーションを感じることが出来るかを考える作業になります。このモチベーションを感じることが出来ることを過去の経験から導き出すことで、やりたい仕事や業務の絞り込みに役立てましょう。

 

自己分析の内容から自己PR・志望動機を作成する

 モチベーションを感じることが出来ることを導き、やりたいことを絞り込みが終わった後は、自己PRや志望動機の作成に取り掛かることが出来ます。漠然と自己PRや志望動機を書くときは、詰まってしまうようなことも、自分史を作った上で書くことで迷うことなく書き上げることが出来ます。

 

こんな方法も有効

 自分史を作るのは、一つ一つの工程がシンプルで誰にでも簡単かつすぐに行うことが出来ます。しかし、自己分析を行う手段は他にもいくつかあります。他の手段はいずれもフォーマット化されており、有名なものも多いです。

 自分史という年表だけでも自己分析には十分に感じますが、複数の自己分析を行うことは、行った自己分析に対する根拠を強めることになります。また、年表は一人で行うことが出来るのですが、他の自己分析では、他者からの評価も必要になる場合もあるので、客観的な評価も得ることが出来ます。

 

ジョハリの窓診断

 このジョハリの窓診断を一言で表すと自分と他者による認識の違いを洗い出し、最終的に潜在的に眠っている自分も他社も誰も知らないまだ見ぬ自分の可能性を見出す自己分析です。

 ジョハリの窓診断が優れていることは、自分自身の評価と他者から見た自分への評価を比較することが出来る点です。このジョハリの窓診断だけで比較が出来ることによって、新しい自分の可能性を見出せるかもしれません。

 この診断を行うためには、1人で行うことが出来ないため、そこが就職活動にはネックになります。また、ある程度普段の自分の姿を知っている相手でなければ、効果が薄いことにも注意が必要です。

 さらに、このジョハリの窓診断では自分の評価だけでなく、相手への評価を行うことにもなるはずです。この相手の評価を行うということも、就職活動においていい刺激になります。就職活動では、こちらのことを主張するだけでなく、企業のことを深く理解し、正しく分析する力も求められるためです。人間と企業という違いはあれど、自分以外の分析する力を意識しておきましょう。

 

他己分析

 就職活動において、自己分析はあくまで手段でしかありません。自己分析を行った結果として得られたことを基に企業選びや選考に取り組んでいるに過ぎません。その企業選びや選考では、企業の担当者から評価されることになります。そのため、自己分析の結果のみに凝り固まってしまっていると、他者から自分がどのように見えているという観点が欠落してしまいます。

 そのような事態を避けるために、他己分析を利用します。他者から見た自分の評価を知ることで、行った自己評価の妥当性を判別しましょう。就職活動の一時的なゴールとして内定を置いた時に、自己評価と共に他己評価は大きな意味を持ちます。

 この他己分析は、自己分析以上の効果を期待することも出来ます。しかし、一概に頼りすぎることも出来ません。なぜなら、他己分析は相手の分析力に依存してしまうためです。自分に対して、いい点も悪い点もシビアに評価し、正直に伝えてくれる相手がいなければ高い効果を見込めません。

 確かに他己分析は頼る相手によって、大きな効果を見込めます。しかし、あくまで自分の就職活動ということは念頭に置きましょう。どうしても自分一人では、解決策が見いだせない時に、他己分析を検討しましょう。

  

マインドマップ

 就職活動の中で、自己分析が上手くいかないため解決策が見いだせないが、他己評価を行うのも気が引ける場合に取り組むのにお勧めなのが、マインドマップという手法です。

 このマインドマップという手法は、とにかく考えを発散させることに有用です。このマインドマップという手法では、思い立つあらゆる可能性を書き出すことで効果を発揮します。

 具体的にこのマインドマップを行う方法は、自分という人間を中心に思い描くイメージやキーワードを連想し続けます。とにかく思い立つことを書き出し続けることで、思わぬヒントにたどり着くことが出来るのが、この方法のいい点です。

 注意することは、マインドマップを行う時間を決めて行うことです。ある程度限られた時間で行わない場合、キリがなくなってしまうためです。

 

 

自己分析診断ツール

 就職活動に関する書籍やHPなどは、たくさん存在します。その中には、自己分析を行うためのツールも数多くあります。たくさんあるため、どれが有効な効果を得ることが出来るのか判断が難しいです。しかし、かなり的を射ている自己分析を行うことが出来るもの存在するため、お試し感覚でツールを行うのも一つの手です。

 もし、自己分析診断ツールを利用する場合は、結果を真に受けすぎることをせずに、一つの結果として自己分析に組み込みましょう。複数のツールを試してみることで、過去に行った自己分析と見比べるのも参考になります。

自己分析におすすめの本

『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす』

マーカス バッキンガム  (著), ドナルド・O. クリフトン  (著), 田口 俊樹 (翻訳

 

 この本は、自己分析に関して長年愛されている本です。人の性格をかなり網羅しており、これ一冊で自己分析は完結できるといっても過言ではありません。一つ一つの性格を詳しく解説しているため、性格に関する理解の基盤が十分に出来ます。

 さらに、この本には自己分析診断ツールも付随しているところも、おススメ出来るポイントです。インターネットなどにも自己分析診断ツールなどもありますが、この本さえ購入すれば、わざわざ他の診断ツールを利用する必要はなくなります。

 自己分析に一抹の不安があるならば、迷うことなく購入した方がいい一冊です。

 

『自助論』

S スマイルズ (著), 竹内 均 (翻訳)

 自己分析に正解はありません。人それぞれによって、結果は多種多様です。自己分析において最も大切なことは、結果を基にしてどのように将来の自分を組み立てるかどうかです。この本を自己分析後に読むことで、自己分析後の自分を推し進めるための足がかりを得ることが出来るはずです。

 かなり有名な本であるので、一度は読んだことがあったとしても、自己分析の結果を納得するためにも再読してみてはいかがでしょうか。

まとめ

 自己分析は、就職活動を始める上での最初の関門になります。正解と呼ばれる結果はなく、どこまで行うかも判断が難しいです。しかし、この自己分析が終わらないことには、本格的な就職活動を始めても、途中で躓いてしまう危険性があります。

 自己分析で大切なことは、行った自己分析の結果を受け入れ、信じることです。将来の自分を決める答えは、自分自身の中にしか存在しません。自分自身で行った自己分析結果を真摯に受け止め、迷いなく就職活動に取り組める土台を作りましょう。

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