目次

面接官が長所を聞く理由

そもそもなぜ面接官は長所を聞いてくるのでしょうか。はじめに、面接で長所が聞かれる理由についてご紹介します。

自分を客観的に見られているか確認するため

面接官は長所を質問することで就活生がどれくらい自分の性格を客観的に見られているのかを確認しています。自分の性格や考え方に自覚があるかないかは仕事に大きく影響します。自分を客観的に捉えられる人は実際の仕事でも客観的な判断ができると考えられるからです。自分を客観的に捉えることは自己分析をすることによって可能となります。長所を聞くことでその人が事前にどれくらい自己分析をしてきたのか、いかに自分と向き合ったかを知ることができます。

長所を活かせる場面を知るため

長所はその人を最もよく表している性格といえます。アピールできる性格は自他ともに理解できるものであることが多いからです。面接官はあなたの長所を知れば、それが仕事のどの場面で活かせるのかが分かります。長所の答え方によってその仕事の適性が判断される可能性があるということです。たとえば、人と話すことが長所という人はコミュニケーション能力が必要な仕事に適性があると判断されます。アイデア思いつくことが長所という人はひらめきが求められる仕事が向いていると考えられます。このように面接官は長所を聞くことでその人がどんな仕事に適しているのかを把握しています。

面接で答えらえれる長所の見つけ方

自分の長所が分からないという場合は、まず自分の性格を把握する必要があります。ここでは面接で答えられる長所の見つけ方を、順を追って見ていきます。

自己分析をする

長所を見つけるために、まずは自己分析をします。自己分析にはさまざまな方法があります。対策本やワークシートなど自分の使いやすいものを活用すると良いでしょう。手元にシートなどがない場合は自分で紙に書き出していきます。基本的な流れがどの方法でも同じです。自分がこれまでしてきたことや経験した出来事を洗いざらい紙に並べていきます。自分史をつくる要領で時系列に沿うように書き進めるとうまくまとめることができます。

エピソードを具体的にしていく

自分のこれまでしてきたことや経験したできごとが、もうこれ以上ないと思えるくらい書き出すことができたら、今度はひとつひとつのエピソードを具体的にしていきます。具体的にするというのは、「誰が」「どこで」といった基本的な情報から、「そのできごとを経験してどう思ったか」「エピソードから何を学んだのか」といったことまで事細かにすることです。この作業の目的はそのエピソードを聞いた人がより鮮明に想像できるようにすることです。おぼろげなことでも、なるべく細かく書き出していきましょう。

エピソードに表れる自分の性格を探す

次に、エピソードから読み取れる自分の性格を見ていきます。性格はひとことで言い表せるものから、「~が得意」「~することができる」といった一文のものまでさまざまです。良いと思うものも良くないと思うものも全て並べるようにします。言葉が思いつかない場合は性格を表す語句の一覧から自分に合っているものを選びましょう。書き出した性格の中から長所となるものを探します。長所は「自信を持ってアピールできるか」「根拠となる具体的なエピソードはあるか」「仕事に活かせそうか」を基準に選びましょう。

長所を活かす場面を考える

最後に、選んだ長所を仕事で活かせる場面について具体的に考えていきます。面接官が長所と仕事の結びつきを重視していることは前にもお伝えしました。仕事で活かせるところが想像しやすい長所であるほど評価につながります。具体的なシーンを設定するためには、あなたの長所が「いつ」「どんなタイミングで」「どのように」活かすことができるのかをあなた自身が想像しなくてはなりません。やったことのないことを想像して言葉にするというのは難しいことですが、どのようなものであっても根拠が示せるのであれば面接官に伝わる内容になります。

自分の長所について書く・答えるときのポイント

実際の面接やエントリーシートで伝わる長所を書くためのポイントをご紹介します。

堂々と答える  

基本的なことですが、面接中はどのような質問にも堂々と答えましょう。特に長所は自己PRと同じようなものですから、自信を持って答えるようにします。就活生の中には自信なさそうに小声で話しだす人がいますが、堂々と伝えることのできない長所は長所とはいえません。根拠がしっかりしていて、深掘りする質問や反論に対応できるようにあらかじめ準備をしておけばちゃんと答えられるはずです。堂々と話すために、回答の内容をしっかり用意しておくようにしましょう。

根拠をはっきりと伝える

長所を話すときは根拠を強く示す必要があります。根拠の薄い内容では面接官から口先だけなのではないかと思われてしまいます。根拠となるのは自己分析をしたときに書き出したエピソードです。自己分析の過程でエピソードを具体的にしたのは面接でアピールする際の根拠をしっかりさせるためです。面接で話す長所はひとことで良いと考えている人もいますが、それは違います。長所はどのようなものか、これまでどのようなときに活かされてきたか、今後はどのように活かせるのかを答えることが「長所を答える」ということです。特に後ろ2つに重点を置いて対策すると、面接官に伝わる内容にまとまります。

仕事で使える長所を話す 

長所を尋ねられるということは「仕事の適性があるか」と聞かれているのと一緒です。長所を答えるときに仕事で活かせる場面をきちんと話せなくてはいけない理由はここにあります。仕事で活かせるかどうかなんて分からないじゃないかと考えている人がいるかもしれませんが、面接で話す内容は学生なりの、等身大の考えで良いのです。実際に長所が活かせるのかどうかではなく、「仕事をしている自分をしっかり思い描けているか」が大切なのです。

自分の長所を聞かれた時の回答例

忍耐強い  

「私の長所はどんな小さなことでも我慢強く取り組めるところです。学生時代はボランティアサークルに所属し、さまざまな活動を行ってきました。大学2年の冬に、養護施設の掃除をする活動に参加しました。私の担当はトイレで、清掃中も利用者の方がひっきりなしに入ってこられました。トイレが間に合わずに入り口で失禁してしまう人もいて、清掃そのものが途方もない作業のように感じられました。しかし、トイレットペーパーがないことに気付いたとき、利用者の方が置き場を一緒に探してくれ、清掃を手伝ってくれました。それまではなぜ自分はトイレ掃除なんかしているのだろうと思ってしまうこともあったのですが、利用者との交流がきっかけで、「小さなことでも積み重ねればやりがいがある」ということに気付くことができました。これから仕事をしていく中で、必ず逃げたくなるような場面が出てくると思います。それは納期かもしれませんし、プロジェクトの失敗や挫折かもしれません。それでも私は自分を貫き粘り強く課題に取り組んでいきたいと思っています」

協調性

「私は人と人をつなぐ役割を担うことが得意です。1年生の時から今日まで、コワーキングスペースで事務のアルバイトをしてきました。コワーキングスペースはカフェと作業スペースが一緒になったような場所です。そこに通う人たちは皆顔見知りではありません。私がアルバイトを始めた頃はとても静かで作業のしやすい環境でしたが、一方で『これではカフェと変わらないのではないか』という気持ちもありました。そこで私は社員の方に交流会を開催することを提案しました。まずどのような人を対象にするか、何を目的に交流するかなどを相談しながら内容を考えた結果、『普段ひとりで仕事をしている人が同志を見つけられる』場にすることを決めました。1か月ほどの準備を経て、行った交流会では司会を担当しました。緊張しましたし、自分のしていることに不安はありましたが、会の終りの方で参加者の人に『開いてくれてありがとう』『またやるなら呼んでね』と言ってもらえたことがとても嬉しかったです。社会人になったら、私は周りの人を巻き込むような企画やプロジェクトをつくりたいと考えています。社内の雰囲気をつくることで、生産性に貢献できたらと思っています」

まとめ

今回は長所の見つけ方と答え方をご紹介しました。何を答えるのが正解なのかは人それぞれです。あなたらしい長所を見つけて堂々と答えられるようにしっかりと準備をしましょう。

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